第4回GRフロントランナー「地域とともに継続し成長するプロジェクトの作り方」を開催しました

イントロダクション

ガバメントリレーションズ(GR)を推進するフロントランナーを紹介するオンライン勉強会企画、GRフロントランナーは、「地域とともに継続し成長するプロジェクトを作る方法」というテーマで開催されました。本勉強会では、一般社団法人つなげる30人の代表理事加生健太朗さんと、株式会社エーゼログループの大井健史さんが登壇し、地域プロジェクトの成功と持続可能性について、貴重な知見を共有していただきました。

地域プロジェクトの現状と課題

地域プロジェクトが一年度で終わってしまうケースや、実証実験後に継続しない問題が存在します。事業者は、自らのノウハウを地域課題解決に活用したいと考えても、継続性の欠如が大きな悩みです。本勉強会では、自治体や地域住民との関係性を保ち、プロジェクトを継続的に実行する方法に焦点を当てました。

勉強会の内容

 一般社団法人つなげる30人

つなげる30人は、企業、自治体、NPOを繋ぐコミュニティプラットフォームです。運営思想として、一つのアイデアを実現するのではなく、持続的にアイデアを出し続けるコミュニティ作りを目指しています。信頼のつながりに重きを置き、地域間の互助コミュニティを創造にもチャレンジしています。

株式会社エーゼログループ

エーゼログループは、未来の里山を創造することを目指し、人と自然を繋げる事業を全国4拠点で展開しています。鹿児島県錦江町での事業では、地域資源の発掘・発信、事業者のネットワーク形成、仲間作りを通じて、自発的に挑戦できる地域の実現を目指しています。

現役世代が挑戦する姿を大切にし、挑戦を支援するコミュニティが育ち、地域から新しい挑戦が生まれ、応援する文化が熟成される。挑戦と応援の好循環が、自ら変化し続けられる地域の実現につながります。

地域とともに継続し成長するプロジェクトの作り方

加生さんと大井さんは、地域プロジェクトの継続性には、未来とワクワクすることを話せるコミュニティの存在が重要であると指摘しました。地域の事業者との自然なコミュニケーションから始まるプロジェクトが、結果的に継続性を持つという事例も共有されました。

お二人が、「未来とワクワク」、「ふらっとやってきてこれやりたいよね、やったらいいよねから始まったプロジェクト」と異口同音で話をされたのが印象的でした。

他にも、地域で事業を展開・継続する上で自治体側へどのような対応が必要か、地域住民とどのように関係性を構築していくかなど、地域でプロジェクトを行う際によくある悩みに対して、視聴者の質問にもお答えいただきながら、お話しいただきました。