【開催レポート】“信頼の再構築”を目指して─「第7回日本GRサミット supported by チェンジホールディングス」を開催
人口減少、財政制約、担い手不足、そして社会の分断。複雑化する社会課題に直面する日本において、いま改めて問われているのは「信頼」です。
こうした時代認識のもと、一般社団法人日本GR協会は、2026年4月4日(土)、SHIBUYA QWSにて「第7回 日本GRサミット supported by チェンジホールディングス」を開催しました。当日は約170名が参加し、会場は満席。セッション間や終了後には参加者同士の活発な交流も見られ、GRの実践者・関心層がつながる場となりました。
本サミットでは、GR(ガバメント・リレーションズ)を「社会課題解決のための政治行政との関係構築の手法」と定義し、信頼を軸にした政策形成と実装のあり方を、多様な登壇者・参加者とともに議論しました。
「信頼の再構築」をテーマに、GRの実践を問い直す
今回のテーマは「信頼の再構築」。
政治・行政・企業・NPOなど、多様な主体が関わる現代の政策形成においては、立場や利害の違いを前提とした対話と合意形成のプロセス設計が不可欠です。その実践知として、GRの重要性はますます高まっています。
本サミットでは、GRの3つの実践領域を軸に、信頼をいかに「設計し、積み重ねるか」を問い直しました。
- ルール・チェンジ(Rule Change)
- ディール・メイク(Deal Make)
- アピール・トゥー・パブリック(Appeal to Public)
GRアワードセッション:官民連携の先進事例を表彰
写真は左から、亀田年保(一般社団法人日本GR協会 チーフGRオフィサー、モデレーター)、島田徹成氏(宗像市教育部教育総務課 地域教育連携室)、毛利拓也氏(福岡県宗像市教育委員会 主幹指導主事)、石渡博之氏(認定NPO法人SET 副理事長/関係人口創出事業部長)、土原翔吾氏(NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト 理事 事務局長)、吉田雄人(一般社団法人日本GR協会 代表理事)。
「GR_官民連携アワード」では、地域課題解決に挑む優れた取り組みを表彰しました。
【最優秀賞】
・陸前高田市担い手創出プログラム事業(認定NPO法人SET)
【優秀賞】
・むなかた子ども大学(福岡県宗像市教育委員会)
・全国でのビーチのユニバーサルデザイン化による日本の海の価値向上(NPO法人 須磨ユニバーサルビーチプロジェクト)
受賞者によるセッションでは、
土原翔吾氏(NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト 理事 事務局長)、石渡博之氏(認定NPO法人SET 副理事長/関係人口創出事業部長)、毛利拓也氏(福岡県宗像市教育委員会 主幹指導主事)、亀田年保(一般社団法人日本GR協会 チーフGRオフィサー、モデレーター)
が登壇し、それぞれの現場における挑戦と工夫、持続可能な官民連携のあり方について議論が行われました。
詳しい内容はコチラから⇒ https://graj.org/grsummit07_award/
セッション1:ディール・メイク<東京都の社会課題を官民連携で解決する、そのスピードと方法>
本セッションには、写真左から高際みゆき氏(豊島区長)、新井康氏(品川区副区長)、中村勇太氏(株式会社ひとのね 代表取締役)、森田浩司氏(三宅町長・全国若手町村長会 会長、モデレーター)にご登壇いただきました。
世界都市・東京が直面する社会課題に対し、行政と民間がどのように連携し、政策形成から実装までを加速させるのかが議論されました。意思決定プロセスやDXの活用を踏まえ、「東京型GRモデル」の可能性が探られました。
詳しい内容はコチラから⇒https://graj.org/grsummit07_1/
セッション2:ルール・チェンジ<社会を動かす「ルール・チェンジ」の力>
本セッションには、写真左から清水康之氏(NPO法人自殺対策支援センターライフリンク 代表)、阿部守一氏(長野県知事)、山崎史郎氏(内閣官房 人口戦略本部・全世代型社会保障構築本部事務局 総括事務局長)、小木曽稔氏(株式会社政策渉外ドゥタンク・クロスボーダー 代表取締役、モデレーター)にご登壇いただきました。
自殺対策基本法を題材に、市民社会の声がどのように政策へと結実したのか、そのプロセスが多角的に検証されました。「声を政策に変える技術」や「超党派での合意形成」など、実践的な知見が共有されました。
詳しい内容はコチラから⇒https://graj.org/grsummit07_2/
セッション3:アピール・トゥー・パブリック<アテンションデモクラシーの可能性>
本セッションには、写真左から山尾志桜里氏(弁護士・IPAC日本ディレクター)、乙武洋匡氏(作家)、熊谷俊人氏(千葉県知事)、堀潤氏(ジャーナリスト、モデレーター)にご登壇いただきました。
SNS時代における「注目(アテンション)」のあり方を問い直し、分断や炎上を乗り越えながら、共感と信頼をいかに積み重ねていくかについて議論が行われました。
詳しい内容はコチラから⇒https://graj.org/grsummit07_3/
セッション4:スポンサーセッション<自治体DX──価値を創る行政へ>
本セッションには、写真左から吉田信解氏(本庄市長)、白岩孝夫氏(南陽市長)、田中芙優氏(株式会社チェンジホールディングス 上席執行役員/株式会社トラストバンク 取締役)、吉田雄人(一般社団法人日本GR協会 代表理事)にご登壇いただきました。
DXを通じた業務構造の再設計と、自治体の役割転換について議論が行われ、「価値を創出する行政」への転換に向けた具体的な示唆が提示されました。
詳しい内容はコチラから⇒https://graj.org/grsummit07_4/
終わりに:信頼は「設計し、育てる」もの
※全体写真
第7回 日本GRサミットは、「信頼」というテーマを多様な実践から捉え直す場となりました。制度を変える、協働を生み出す、共感を広げる——。それらは偶然ではなく、意図的に設計し、積み重ねていくプロセスです。
GRというアプローチを通じて、政治・行政・民間が協働しながら信頼を育てていくこと。その先に、日本が「社会課題解決先進国」となる可能性が開かれていきます。
最後になりますが、第7回日本GRサミットは多くのスポンサーの皆さまのご支援・ご協力に支えられ、無事開催することができました。改めて心より御礼申し上げます。
| ダイヤモンドスポンサー | 株式会社チェンジホールディングス |
| ゴールドスポンサー | 株式会社パソナグループ |
| シルバースポンサー | 株式会社ヨミテ、東急株式会社、株式会社ひとのね、株式会社政策渉外ドゥタンク・クロスボーダー |
※スポンサープレゼンの様子
一般社団法人日本GR協会では、プロボノスタッフを募集しています。協会の大半がプロボノスタッフで、コンサルタント、PRパーソン、自治体職員、政治家など様々な強みを持つメンバーから構成されています。興味ある方は、GR協会のホームページからお問い合わせください。












